私の小学一年生、初めての参観日の朝。
母は必ず見に行くよ。と約束したのに来なかった。
授業中、先生の話は全く耳に入らず、母がまだ来ない。とその事ばかりを考えていた。
何度も何度も振り返ったり、入口を見たが母は最後のチャイムが鳴るまで来なかった。
私は目に涙をいっぱいためて教室を出た。
他のお友達は皆、お母さんと手を繋いでいるのに、私は独りで教室を出た。
すると、廊下に母が気まずそうに立っていた。
私は涙をポロポロと流しながら母を責めた。
私：約束したのにどうして来てくれなかったの??
母：来とった。
私：じゃぁ、なんで教室に入って見てくれなかったの??
母：ストッキングに伝線が入って、恥ずかしかったんよ・・・。
(゜o゜)・・・・
それは子供には分からぬ大人の事情だったが、30年以上たった今でもイマイチ分からぬ(-_-)
先週、長女の初めての参観日があった。
私はまさかの伝線をさせないよう、厚手のタイツを履いて行った。
45分授業の最初から最後まで、娘の事を見てやることが出来、私は初めて母に勝った気がした(*^^)v
